横山ゼミ11期生★魔女プロジェクト2025総括「スイーツ班 co-sweetive」
2026.08.08(Sat)
こんにちは!横山ゼミ11期生の「スイーツ班 co-sweetive」です🍰
私たちは、忙しい日常の中で、大切な人と過ごす時間や会話の減少による「人とのつながりの希薄化」を社会課題と捉え、株式会社ドリームエクスチェンジのスイーツ工房フォチェッタ様と協働し、2025年5月から活動を行ってきました。
今回は、約1年間の活動を振り返り、プロジェクトの内容や成果、活動を通して得られた学びについてご紹介します。
1.チーム説明
私たちは4名で活動しています。株式会社ドリームエクスチェンジ「スイーツ工房フォチェッタ(以下、フォチェッタ)」というお取り寄せスイーツの製造・販売を行うスイーツ会社様と協働し、「人とのつながりの希薄化」という社会課題の解決に取り組んできました。
チーム全体のプロジェクト目標は、「おいしいスイーツをお届けし、人々に幸せを感じてもらうことで社会をより豊かにすること」です。
チーム名である「co-sweetive」には、「共に(co)」と「スイーツ(sweet)」を掛け合わせ、スイーツを通じて人と人をつなぎ、新たな価値を共に創るという想いを込めています。
学生ならではの柔軟な発想と、フォチェッタが長年培ってきたスイーツづくりの技術を掛け合わせ、大切な人とも、自分へのご褒美としても楽しめる体験型スイーツ「DIP ME ハートチーズケーキ」の企画・開発・販売に取り組みました。
単に商品を販売するのではなく、「人と人がつながる時間」を提供することを目指したプロジェクトです。
2.活動内容
2025年5月より魔女プロジェクトが始動し、学生と企業がそれぞれの知見や強みを活かしながら、新たなスイーツブランド「DIP ME」を立ち上げました。
ブランド名の「DIP」には、スイーツをディップソースに“つける”という意味と、至福の時間に私を“つける”という2つの意味を込めています。
DIP MEは、「食べること」を目的とした商品ではなく、ディップしながら自然と会話が生まれ、人と人とのつながりを育む体験を提供する商品を目指して開発を進めました。
【活動スケジュール】
2025年
・6月12日(木):初回会議(@Zoom)
・6月29日(日):そばくり博覧会 中間発表会(@Zoom)
・8月24日(日):ディップスタイルのチーズケーキを開発する方向性が決定
・9月10日(水):チーズケーキの試作・製造開始
・9月26日(金):フォチェッタ訪問①(スティック状チーズケーキの試食、チーズケーキとディップソースのペアリング)
・10月3日(金):フォチェッタ訪問②(チーズケーキ・ディップソース・お酒のペアリングを検証)
・11月21日(金):商品コンセプト決定
・12月5日(金):フォチェッタ訪問③(チーズケーキの形状・見た目を改良)
2026年
・1月11日(日):そばくり博覧会 最終発表会(@関西大学 梅田キャンパス)
・1月25日(日):DIP MEペアリング試食会(@関西大学 梅田キャンパス)
・3月16日(月):ブランドガイドブック完成
・3月30日(月):フォチェッタ訪問④(チーズケーキをハート型にすることが決定)
・4月6日(月):試作品完成
・4月20日(月):パッケージデザイン決定
・5月13日(水):選べるステッカー完成
・5月20日(水):パンフレット・食べ方Book完成
・5月29日(金):プロモーション動画撮影(@長堀橋)
・6月10日(水):「DIP ME ハートチーズケーキ」販売開始・プロモーション動画配信開始
・8月1日(土)・2日(日):関西大学オープンキャンパスにて活動内容を発表(@千里山キャンパス)
3.開発プロセス
本プロジェクトでは、市場調査から活動を開始し、その結果をもとに学生と企業が議論を重ねながら、ターゲット設定やコンセプト設計を進めました。
当初は「世の中にない新しいスイーツ」を目指し、大人の男性向けのお酒に合うおつまみスイーツを企画していました。しかし、フォチェッタの主な顧客層との違いや、企業の強みを十分に活かせないという課題が見えてきました。
そこでターゲットを見直し、既存顧客である女性を中心に、フォチェッタの主力商品の1つである「チーズケーキ」と、食べる時間そのものを楽しんでいただける「体験価値」を掛け合わせた商品へと方向転換しました。その中で生まれたアイデアが、「ディップソースにつけて楽しむチーズケーキ」です。
9月から12月にかけての会社訪問では、チーズケーキの形状や硬さ、ディップソースの種類、お酒とのペアリングなどについて何度も試作と検証を重ねました。
2026年1月には、ターゲット層である30〜50代の女性を中心とした社会人12名を招き、「DIP MEペアリング試食会」を学生主体で企画・開催しました。ワインショップ経営者やスイーツブロガー、ゼミOBの方々にご参加いただき、チーズケーキ・ディップソース・お酒のペアリングを体験していただきながら、半日かけて、商品への率直なご意見を伺いました。
試食会でいただいたご意見をもとに、チーズケーキの味をより濃厚にし、ディップソースを3種類へ絞り、さらに食べやすい一口サイズへと改良しました。また、より魅力的な商品となるよう、ハート型のチーズケーキを採用することも決定しました。
こうした開発を重ねる中で、DIP MEはフォチェッタの既存商品とは異なる新しい価値を持つ、「DIP ME」というブランドへと発展しました。
ブランドを形にするため、学生と企業がブランドコンセプトや世界観を共有する「ブランドガイドブック」を作成しました。ディップという小さな動作から、日常のスピードをゆるめる時間を生み出す「余白」というブランドコンセプトや、大切にしたい価値を整理しました。また、商品に同封するリーフレットやステッカーなどの販促物も学生が企画・デザインしました。
プロモーション活動では、ブランドの魅力をより多くの方に伝えるため、ショートドラマ形式のプロモーション動画を企画しました。脚本制作やキャスティング、撮影にも学生が携わり、企業の皆様と意見交換を重ねながら、ブランドコンセプトや商品の魅力を効果的に伝える工夫を施しました。
これまで横山ゼミと協働してくださった企業様や関西大学OBの皆様にもご協力いただき、ブランドコンセプトを表現した素敵な動画が完成しました。
完成した「DIP ME ハートチーズケーキ」は、フォチェッタのオンラインショップをはじめ、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、ANAモールなどの各種ECサイトで販売されています。
4.学び
本プロジェクトは、学生にとって実践的な学びの場となるとともに、企業にとっても学生ならではの視点を取り入れた新たなブランド創出につながる貴重な機会となりました。
活動の中では、思うように進まない場面や課題に直面することもありました。しかし、そのたびに学生と企業が対話を重ね、お互いの立場や考えを尊重しながら解決策を模索することで、一つひとつ課題を乗り越えてきました。
この経験を通して、商品をつくるだけでは価値は生まれず、「誰に、どのような価値を届けるのか」を考え続けることの重要性や、顧客視点でものづくりを行う難しさを、実践を通して深く学ぶことができました。
また、主体性や課題解決力、コミュニケーション力、そして多様な立場の人々と協働する力など、社会で求められる実践的な力を身に付けることができました。
今後は、ブランドを立ち上げる段階から育てる段階へと進みます。販売実績やお客様の声を分析しながら、新商品の開発やブランド価値の向上に取り組みます。学生と企業が引き続き協働しながら、「DIP ME」が多くの方に長く愛されるブランドとなることを目指して、チーム一丸となって活動を続けてまいります!
最後に、本プロジェクトの実施にあたり、多大なるご支援・ご協力を賜りましたスイーツ工房フォチェッタ様をはじめ、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
(文責:関西大学商学部 横山ゼミ11期生・スイーツ班 co-sweetive)