かちぞう企画

第9回かちぞうZEMI中間報告会が各大学を会場に開催されました<2023年9月25日~29日>

2023.10.08(Sun)

第9回かちぞうゼミの中間報告会が2023年9月25日~9月29日にかけて行われました。
9月25日(月)の近畿大学金ゼミの報告会では、感動会社楽通㈱、㈱マテックス、エイトレント㈱の3社から課題をもらった3チームがこれまでの活動経過と今後に方向についてプレゼンしました。

近畿大学金ゼミと3社の取組状況

●楽通チームは、日本と韓国企業を繋ぐプロジェクトと弁当屋さんを流行らせるプロジェクトの二本立てで進めているようですが、どこかの時点では一つに絞ることも必要かもしれません。弁当屋さん活性化プロジェクトでは、ロゴ、イメージキャラクター、看板、チラシ、SNS等を活用して弁当屋さんの認知度アップをする計画ですが、さらに一歩進んだ取り纏めを期待しています。

●マテックスチームからは、携帯アプリのMJOY×リサイクルペーパーのアカスミを通じたSDGs企業としてのマテックスの戦略を考えてほしいというお題でした。韓国領事館やカナディアンスクールとのネットワークが出来上がりつつある中で、より現実的な課題解決案を提示してほしいと思います。

●最後のエイトレントチームは、エイトレントで不要になったものに価値を見いだし製品寿命を伸ばすことを基本に、廃材の新しい命というテーマの美術展を企画しています。会場が決まり日程が決まり、廃材アートと体験型アートというコンテンツが決まった段階ですが、最後の一定数の小中学生の動員という難題の解決に向けてさらに精力的に活動を進めてほしいと感じました。

◆近畿大学金ゼミ生と、ともに課題解決に取り組む企業様

 

9月27日(水)の大阪経済大学江島ゼミの中間報告会では、㈱明成孝橋美術、IKIGAI WORKS㈱、コクヨマーケティング㈱の3社から課題をもらった3チームが、限られた報告時間の中で課題解決に向けた取り組みについて発表してくれました。

大阪経済大学江島ゼミと3社の取組状況

●明成孝橋美術チームは、食品ロスという社会課題を取り上げ、フードドライブの現状を改善するための4つのポイントを提案しています。これ自体は非常に興味深い指摘ですが、食品ロス解決のためのビジネスモデルに落とし込みながら、ありがとうの循環についてより踏み込んだ具体的提案ができるところまでレベルアップしてほしいと思います。また明成孝橋美術㈱とのコラボらしさについても意識してほしいと感じました。

●IKIGAI WORKSチームは、学生による学生のためのIKIGAI企業を発見するために行われた愛知でのイベントを紹介してくれました。このイベントに参加したチームの各ゼミ生が、健康企業へのインタビューを通じて自分の心の中で何に気づき何が変化したかを一人称で語ってくれたことが印象的でした。今後は他大学との合同イベントを通じて、IKIGAI企業らしさを計る江島ゼミらしいモノサシの作成に繋がることを期待しています。

●コクヨマーケティングチームは、障がい者が働きやすいオフィス空間やオフィス家具を創造するというのが課題でしたが、この課題はコクヨが新しい働き方を提案しオフィスづくりのサポートを続けるなかで生まれてきたお題です。この課題に対して、ゼミ生は関西の多くの障がい者雇用企業を訪問しながら具体的現状を把握した後、障がい者と協働して働きやすいオフィス空間やオフィス家具を開発し製造し便利ネットを通じて販売するというモデルを考えているようです。最終報告会まで残り2ヶ月程度ですが、目に見える形の成果を出してほしいと思います。

◆大阪経済大学江島ゼミ生と、ともに課題解決に取り組む企業様

 

9月29日(金)には、最後を飾る京都産業大学在間ゼミのプレゼンが行われました。

京都産業大学在間ゼミと2社の取組状況

●ガールズチームは、(株)Trust Relationから頂いた「キャンプファイアをデザインする」というお題をもとに、使用する材料の木の特性、SNSで発信する媒体や発信のタイミング等を自分達で実験しながら、その成果を8月28日に行われたIKIGAI企業探検ツアーというベントで検証しようとした取り組みでした。報告からもイベント当日の熱い盛り上がりが伝わってきました。また「たかがキャンプファイアされどキャンプファイアである」ことも再認識しました。SNSの活用、間伐材の利用、クラファン、商品販売等々まだまだチームでやりたいことが数多くありそうですが、もう一歩深い学びにまで進んでほしいと思います。

●(一社)Work Design Labチームは、兼業複業的キャリアを歩んでいる8名の社会人にインタビューしたコンテンツを記事にしながらメディア発信まで進めようという取り組みでした。まだまだインタビュー内容を纏めて整理するまでには至らない段階ですが、貴重なインタビュー内容を自分たちなりに料理して自分たちの言葉で発信するところまで進んでほしいと期待しています。

◆京都産業大学在間ゼミ生と、ともに課題解決に取り組む企業様

 

最終報告会<11月26日>に向けて

3大学で開催された8チームの中間報告会では、すべて協力頂いている企業の担当者が参加し、学生のプレゼンに耳を傾け貴重なコメントや助言をされておられたことが印象的でした。中間報告会でのゼミ生の報告を聞く限り、短い活動期間の中でも学習の幅と深さに関してかなりのレベルまで到達できることを実感しました。

中間報告会で頂いたコメントや助言を参考に、11月26日の最終報告会では、チームの全員がやり遂げたと満足するプレゼンになるように準備してほしいと思います。最後の残り2ヶ月の踏ん張りを期待しています。

かちぞうzemi会長 佐々木利廣

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