かちぞうゼミ中間報告会(京都チーム)が開催されました。
2025.10.25(Sat)
10月25日(土)午後2時から6時まで京都産業大学5号館5302教室を会場にして「かちぞうゼミ」の中間報告会(京都チームの京都産業大学森口ゼミと柴野ゼミの計4チーム)が開催されました。当日は課題提供企業でもあるIKIGAI WORKSから2人、(株)グランディーユから1人、えむすびから1人が参加されました。
中間報告会は、現時点での到達点を確認しながら足りない部分やさらに深掘りすべき点を再確認することで最終報告会に向けてリスタートする場でもあります。当日は、森口ゼミ2チームと柴野ゼミ2チームがそれぞれ制限時間内にコンパクトにこれまでの活躍経過と結果を纏めて報告してくれました。各ゼミ生報告の後、他のチームからのコメントや質問、参加企業の皆さまからの厳しめのコメント、そして教員からの助言が行われました。
まず柴野ゼミA✕グランディーユの報告は、ヴィーガンスイーツの関心の高まりを受けて自分たちも20代〜40代の女性をターゲットにしたスイーツを開発販売したいというミッションを持ち活動してきた結果を報告してくれました。試作品も出来上がり11月の学内販売も視野に入れながら、ヴィーガンスイーツ≒中高年層というイメージを払拭したいと考えている様子でした。試作品を試食させてもらった限りでは中々の味でもあり、今後価格やブランドなどを如何にスピーディーに詰めていけるかがボイントになりそうです。これからが最後の山場という感想です。
柴野ゼミA✕グランディーユのグループの報告
2番目の森口ゼミA(チーム名:ハッピーターン)✕IKIGAI WORKSの報告は、IKIGAI mandaraという一種のキャリア診断手法を使ってチームメンバー各自が、好きなこと、得意なこと、喜ばせること、稼げることを自己診断しながら生きがい探しをした後、チーム以外の関係者(12名)にもIKIGAI mandaraについて回答してももらった結果を報告してくれました。IKIGAI mandaraによる診断を自分事として考え実践している様子が伺えたことが印象的でした。最終的には、エンゲージメントを持って働いている従業員が5%に満たない日本の現状を変えるためにも、この問題を社会課題として捉えてIKIGAI mandaraを社会変革のためにどのように活用するかも考えてほしいというのが希望でもあります。
森口ゼミA(ハッピーターン)✕IKIGAI WORKSの報告
第3報告の柴野ゼミB✕三嶋商事のグループは、YouTube shortというメディアを使って視聴者に透析治療について考えてもらうことを課題にした報告でした。治療食や介護食を扱う三嶋商事とのミーティングを通じて、最終的は透析という最後の治療法に至るまでには食事療法という選択肢もあることを知ってもらうことがチームのミッションになったようです。
動画は最終的にはあと4本程度作成する予定であり、現在三嶋商事のチェックを受けた動画は数本あるようである。腎臓病治療という重い課題に取り組んでいますが、若い世代らしい動画編集にチャレンジしてほしいと思います。
柴野ゼミB✕三嶋商事のグループの報告
最後の森口ゼミB✕えむすびの種プロチームは、100年後からありがとうと言われるような企業の採用活動について考えるというお題で活動してきた内容を報告してくれました。まず短時間ながらリトリート体験を通じてありのままの自分を見つめ直す経験をした後、企業の採用方法や採用手法の現状をインタビューを通じて探ろうとしています。今後は、直接採用には結びつかなかったけれども求職者からありがとうと感謝されるような採用活動があるのか、どういう企業が当てはまるのか、どのような理念や方針を持って採用活動をしているのか、などを調査する予定とのことです。中々難しいテーマではありますが、近い将来に就活に直面した時のことを考えると是非この機会に深掘りしてほしいテーマでもあります。
森口ゼミB✕えむすびの種プロチームの報告
4チームの報告の後は、ごちゃまぜミーティングと称して各チーム内で今後のスタンスを振り返りながら時間まで企業担当者や教員との対話を続けることができました。課題提供企業各社のかちぞうゼミにかける期待感や熱い想いを感じることができたこと、初めてかちぞうゼミに参加された森口先生と柴野先生の強いコミットメントと学生に対する優しい眼差しが印象的な中間報告会でした。中間報告会でのフィードバックをもとに最終発表会ではチーム全員が満足できる報告内容にレベルアップしてほしいと願っています。
(文責:かちぞうゼミ会長 佐々木利廣 様)