第10回かちぞうzemi★最終報告会を開催しました!<2024年12月15日(日)>
2025.01.12(Sun)
第10回産学連携かちぞうゼミ最終報告会が開催されました。
2024年12月15日(日)午前11時20分から午後6時40分まで関西大学梅田キャンパス8階ホールおいて「かちぞうゼミ」の最終報告会が開催されました。今年は記念すべき10回目ということで10周年を振り返る報告会になりました。7月7日(日)のキックオフミーティング、10月19日(土)の中間報告会を経て今回の最終報告会では、関西大学、龍谷大学、大阪経済大学、京都産業大学から10チーム、10社の課題提供事業者、そして厳正な評価を担当する外部審査員4名が集合しました。総勢121名の参加者になりました。
当日のスケジュールは以下の通りです。
time | contents |
11:20 | l 集合,学生発表順番のくじ引き,審査員への説明 |
11:40-11:50 | l 開会の挨拶:佐々木先生(かちぞうzemi会長)
l 進行・ルール説明:横山先生 |
11:50-13:30
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l 11:50〜12:13 ①江島ゼミ B:三嶋商事株式会社・・・横山 B
l 12:15〜12:38 ②江島ゼミ A:ゆいまーる Club・・・在間 B l 12:40〜13:03 ③横山ゼミ A:株式会社明成孝橋美術・・・秋庭 A l 13:05〜13:28 ④後藤ゼミ A:エイトレント株式会社・・・秋庭 B |
13:30-13:40 | 休憩 |
13:40-14:55
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l 13:40〜14:03 ⑤後藤ゼミ B:株式会社コンピュータ技研・・・江島 A
l 14:05〜14:28 ⑥在間ゼミ A:株式会社フォーシックス・・・後藤 A l 14:30〜14:53 ⑦横山ゼミ B:株式会社ベル・・・在間 A |
14:55-15:05 | 休憩 |
15:05-16:20
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l 15:05〜15:28 ⑧秋庭ゼミ B:IKIGAI WORKS 株式会社・・・後藤 B
l 15:30〜15:53 ⑨秋庭ゼミ A:三和建設株式会社・・・江島 B l 15:55〜16:18 ⑩在間ゼミ B:株式会社グランディーユ・・・横山 A |
16:20-16:30 | 休憩 |
16:30-16:35 | l 投票タイム |
16:35-17:05 | l かちぞう交流会(ごちゃまぜ16チームにて) |
17:05-17:10 | 休憩,セッティング |
17:10-18:40 | l 表彰式&懇親会(10周年を振り返って) |
19:10-21:10
任意参加 |
l 打上げ(大人の部)任意参加。
l 打上げ(学生の部)は余力があれば,学生だけで企画してみてください。 |
また以下の審査員には各チームのプレゼン終了後に質問やコメントを含めて厳正な審査を頂きました。
金井 一頼氏(大阪大学名誉教授,大阪公立大学特任教授,そばくりラボ名誉顧問)★審査委員長
田中 雅子氏(帝塚山大学経済経営学部教授)
金 泰旭氏(近畿大学経営学部教授)
佐々木 研氏(CH 代表,ミライ企業プロジェクト代表)
審査基準は以下の4点ですが、最終的には新しい価値の創造まで踏み込んでいるかどうかを重要視することにしました。
1.協働力 | 産学でがっちりと連携できたか,社会と交流しているか | 10点 |
2.新価値創造力 | 新しい価値を創造できたか,創意工夫やユニークさ | 10点 |
3.調査研究力 | しっかりと調査や研究をしているか,努力しているか | 10点 |
4.プレゼン力 | 構成がしっかりしていて,わかりやすくプレゼンしているか | 10点 |
なお最終報告会における各チームの持ち時間(発表時間&質疑応答)は23分であり、その内訳は発表時間が10分以内、質疑応答時間が13分(学生5分と大人8分)というルールを厳守することにしました。
開会にあたりかちぞうゼミ会長佐々木利廣先生より開会の挨拶、横山先生より進行やルールの説明がありました。なお今年度も全体を通じての司会進行は関西大学横山ゼミ生2名が担当し、学生ならではの軽妙な語りで会場を盛り上げてくれました。
続いて本番の報告会と担当チームからの質疑、審査委員からの質疑とコメントというガチンコ勝負が続きました。学生の質問も本質を突くようなものばかりであり、本気度が伺えます。さらに審査委員の温かいなかにも厳しいコメントや提案が続き、真剣にメモを取りながら回答する姿が印象的でした。
(1) 江島ゼミ B:三嶋商事株式会社
「ルート営業」という言葉に対するギャップ解消のための学生視点からの調査が論理立てて行われていたことが特徴。
(2) 江島ゼミ A:ゆいまーる Club
50年後の住宅のあり方について社会課題解決という視点からユニークな提案。
(3) 横山ゼミ A:株式会社明成孝橋美術
ゼミ生の意欲的でエネルギッシュな課題解決活動がよくわかる報告。
(4) 後藤ゼミ A:エイトレント株式会社
色彩と作業効率の相関を実験室的にテストしようとする面白い報告。
(5) 後藤ゼミ B:株式会社コンピュータ技研
コンピュータ技研の広告と学生提案の広告を意欲的に比較しようとした報告。
(6) 在間ゼミ A:株式会社フォーシックス
イーデリのアップデートのための提案として募金箱の設置とイーデリコースの開発の提案を行った。
(7) 横山ゼミ B:株式会社ベル
「アレ」の具体化に向けたエネルギッシュな課題解決活動。
(8) 秋庭ゼミ B:IKIGAI WORKS 株式会社
企業の採用活動、学生の就活に直結する問題に真正面からチャレンジ
(9) 秋庭ゼミ A:三和建設株式会社
「紹介採用」にポイントを絞り、その可能性や限界について真剣に考えてきた報告
(10) 在間ゼミ B:株式会社グランディーユ
スタッフの活動の暗黙知の見える化について現場発の分析
各チームの報告と質疑応答に続いて、恒例のかちぞう交流会。ごちゃまぜ16チームに分かれて、これまでの半年間の活動について情報交換を行いました。やはり報告を無事に終わった安堵感もあり、各チームが思い思いの感想をストレートに表現していました。その後はいよいよ表彰式と懇親会。まずは学生が選んだグランプリは横山ゼミ A:株式会社明成孝橋美術が獲得しました。学生らしい活動とフィールドワークに基づくユニークな提案と元気な報告が学生が選んだグランプリの獲得に繋がった気がします。
学生が選んだグランプリ:横山ゼミ A × 株式会社明成孝橋美術
かちぞうゼミ敢闘賞:江島ゼミ B × 三嶋商事株式会社
かちぞうゼミ準グランプリ:在間ゼミ B × 株式会社グランディーユ
かちぞうゼミグランプリ:横山ゼミ A × 株式会社明成孝橋美術
学生が選んだグランプリと併せて、ダブル受賞になりました。
最後に審査委員長である金井一賴先生から、全体の講評とかちぞうゼミ10周年を振り返り今後に期待するエールをいただきました。
かちぞうゼミも今回で記念すべき10回目。10年も続いていると、事業者も学生もゼミ教員もそれなりにコツやノウハウが少しずつ分かってくると思いますが、ここ数年はかちぞうゼミらしく新たな社会的価値をどのように創造していくかというレベルまで考えながら進めていくことが普通になりつつあります。かちぞうゼミも10年の間少しずつですが継続的に進化してきながら今回に至ったようも感じます。
(記事作成:佐々木利廣・横山恵子)